大韓民国演劇祭 in 大邱
대한민국연극제 in 대구
『56db』 作品紹介
劇場は世界で一番不気味な場所だ。舞台上から眼を離し客席の後ろを振り返れば、身じろぎ一つしない二千人がそこにいる。二時間ものあいだ、二千人が水を打ったように息を潜める。そして合図も無しに一同に笑い出し、声も出さずに二千人、二つの眼から四千筋の涙を流すのだ。
この作品は、『56dB以上の音を出してはならない』という厳しい制約を課すことにより、その不気味さを舞台の上に引きずりだして、静けさを遊び道具に変えようという試みから生まれた。60dBは日常会話程度の音の大きさ。それよりもさらに小さい音で掻き鳴られるエレキギター躍動する踊り。ダンサーが静けさの秩序に服従することで、音が視覚を支配する非常に特異な空間が生まれた。
舞台は病院。亡くなった患者の遺品を引き取りに、三人の男がやってくる。やがて三人は、遺品として残された服を着て、最後の一週間を踊りだす。
キャスト
恋人の遺品を引き取りに来た男 村上亮太朗(ダンサー・俳優)
祖父の遺品を引き取りに来た男 藤井颯太郎(劇作家・演出家・俳優)
母親の遺品を引き取りに来た男 本城裕哉(振付師・ダンサー・俳優)
車椅子の女 小野桃子(俳優)
医者 谷風作(俳優)
妙にエロい看護師 鳩川七海(俳優)
ギターリスト 匠(作曲・演奏者)
スタッフ
音響 岩谷紗希
映像作家 月原康智(ジョッガ)
映像オペレーター 橘かれん
舞台監督 今井聖菜
字幕オペレーター 松本真依
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幻灯劇場 (GentoGekijo) -立命館大学-
2013年に藤井颯太郎を中心に旗揚げ。
写真家、俳優、コンテンポラリーダンサーや映像作家など、ジャンルを超えたパフォーマーが集まる舞台芸術集団。「祈り」と「遊び」をテーマに創作を行い、「誰にでも分かる前衛芸術」を目指す。
日本国内だけでなく、フランスのダンサー、俳優と作品を作るなど、国外でも意欲的に作品を発表し続けている。
主な受賞歴としては、2016年度京都学生演劇祭大賞受賞、2016年度大阪短編学生演劇祭観客賞(1位)受賞など。
『ミルユメコリオ』で第4回せんだい短編戯曲賞大賞を史上最年少受賞。
団員プロフィール
・藤井颯太郎
劇作家・演出家・俳優 1995年5月3日 生まれ 滋賀県出身
宝塚の演出家中村暁の作品『Legend』で初舞台を踏む。
以降、バレエ、歌舞伎、オペラ、日本舞踊、ミュージカル、
狂言、ストレートプレイ等、様々なジャンルの舞台芸術に出演する。
主な出演作に、
狂言『蟹山伏』(指導:善竹隆司)
歌舞伎『勧進帳』(作:三代目並木五瓶 演出:小沢瞳)
ミュージカル『為三さん!』(作/演出:鈴木聡)等がある。
2013年『幻灯劇場』旗揚げ。
処女戯曲『ファントムペインに血は流れるか』でハイスクールOMS戯曲賞受賞。
二作目『ミルユメコリオ』で、日本全国のプロデューサーが選ぶ異色の文学賞、せんだい短編戯曲賞を二十歳(応募時)で史上最年少受賞。その他、『虎と娘』で京都学生演劇祭大賞受賞、『生贄』が大阪短編学生演劇祭観客賞(一位)受賞する等受賞多数。
フランスのダンサー・俳優と共に『美しい星』(三島由紀夫原作)を作る等、『遊びと祈り』をテーマに日本国内外で挑戦的な作品を発表し続けている。
劇評家としても活動し、劇評『名作マイフェアレディと原作ピグマリオン』で、ユニセフ国際演劇協会第一回高校生劇評グランプリ優秀賞受賞。ありもしない舞台作品の評を書き、そこから作品を立ち上げる等、新たな劇評の意義を模索している。
・鳩川七海
俳優・ダンサー・コレオグラファー
宝塚北高校演劇科で藤井と出会い、幻灯劇場の旗揚げから現在に至るまで 幻灯劇場の看板女優として活躍。
高校卒業後は、劇団修行期間の為イギリスへ留学。
帰国後は、外部作品にも多数出演
2015年 World music 梅田芸術劇場シアタードラマシティー公演 オープニングシンガー
2016年 A tale of two cities LCP公演 プロス役
2016年 Broadway musical Pinocchio Driver役
2016年 Broadway musical Joseph and the amazing technicolor dream coat Baker役
Japan Youth Dance Festival 2017において団体戦準優勝、個人戦ファイナリストに選出され、ダンサー、コレオグラファーとしての活動にも力を入れている。映像作品にも出演し、近日公開される作品に 短編映画 SA、スマホアプリWATCHAのCMなどがある。
役職 俳優
・橘かれん
宝塚北高校演劇科卒業 立命館大学映像学部 映像学科に進学
映像制作 プロデュースを学ぶ。
また京都で制作される時代劇の撮影に参加(「鬼平犯科帳」「必殺仕事人」シリーズ2015年〜2017年など)
役職 映像オペレーション
・匠
幻灯劇場所属。武蔵野美術大学 在学中
音楽家・演出・舞台美術家・舞台監督として2012年~2016年に金沢を拠点に演劇活動を展開。
元劇団べれゑ。彫刻を学びながら、演出として自主公演の他いしかわ演劇祭/かなざわ演劇祭に自身の演出作を多数出品。
2017年の『DADA』より音楽家として幻灯劇場に参加。
現在は東京にて映画製作を学ぶ。
2013年劇団アンゲルス『鴨猟』サハリンスク(露)公演音楽参加
2013年dreamthinkspeak『ONE DAY MAYBE』参加
2014年劇団アンゲルス『BLACK MEDIA』春川市(韓)公演音楽美術参加
2016年CD"五郎島"Full Album『阿吽』制作
・本城祐哉
兵庫県立宝塚北高等学校演劇科28回生 京都外国語大学 在学中
4才からクラシックバレエ、6才からジャズダンスとタップダンス、18才でコンテンポラリーダンスを始める。
2015年 スカラシップ100%でJoffrey Ballet School jazz&contemporary summer intensive に参加
幻灯劇場でのポジションはダンサー、振付師、俳優
役職 振付師、ダンサー、俳優
・村上亮太朗
兵庫県立宝塚北高等学校演劇科28回生
大阪ダンス&アクターズ専門学校 卒業
身体能力の高いストリートダンサーと言われる時もあれば基本的に何でも屋さん。色々な表現持っている。
IRON DANCE CONTEST 二位
Alligator dance contest 特別賞
Legend tokyo chapter6 サイシャオチャン作品 「クモノイト」
東京芸術劇場審査員賞 受賞
役職 ダンサー、俳優
・谷風作
14歳で初舞台。脚本・演出・主演を務めた、2011年度福岡県高校演劇大会北九州地区大会で奨励賞受賞。2016年度京都学生演劇祭の学生ドラフトにて劇団衛星から1位指名。作道雄監督映画『神さまの轍』への出演を初めとして、松本窓監督映画『カッコウはただまっすぐに飛ぶ』で ISCA国内映像コンテンツ部門入選、スマホアプリ "WATCHA" やノンフィクション小説のドラマCMなど、舞台演劇に留まらず活動している。
長身、手足が長く、舞台上の些細な仕草が印象的に見える。素朴な声とストレートな演技が特徴。
役職 俳優
・松本真依
モデル・写真家・俳優として活動中。幻灯劇場所属。宝塚大学アート・デザイン学科卒。
2017年全国学生演劇祭参加作品『DADA』(幻灯劇場)出演
受賞歴:2016年 The 48 Hour Film Project 2016 Auditon 優秀俳優賞
2014年 兵庫県展【写真部門】兵庫県立美術館賞、
2014年宝塚市展【写真部門】市展賞、JPS展ヤングアイ部門奨励賞
役職 字幕オペ
・小野桃子
A型。宝塚北高校演劇科卒業。関西大学在学中。ハスキーボイスが特徴。出演作 幻灯劇場『ファントムペインに血は流れるか(再演)』マカロニー軍曹役『DADA』バッキー・お歳暮のマリア役 現逃劇場『生贄』間男役 (役者・演出)
役職 役者
・今井聖菜
宝塚北高校在学中に幻灯劇場旗揚げに参加。
12月11日生まれ 同志社大学2回生
好きな食べ物 玉ねぎといちご
出演作
京都学生演劇祭『虎と娘』アノネ役
全国学生演劇祭『DADA』金さん役
今回は箱の使い手として参加。
役職 舞台監督
・岩谷紗希
立命館大学 在学中
中高で戯曲を個人的に書いていた。大学に入って演劇に関わるのをやめようと思ったところを拾われてなんやかんやしている。過去の経歴は特にないが、今からつくる。
役職 音響
・月原康智(ジョッガ)
長野県出身。映像作家。長野工業高等専門学校専攻科卒。
長野県を拠点に映像制作をはじめる。
主な舞台提供作品に
2016 年 小池博史ブリッジプロジェクト『KENJI in NAGANO』
プログラミングを活用した、即応性を持つ映像作品を追求している。
今回の作品では聴覚を視覚化する。
役職 映像作家
※順不同