大韓民国演劇祭 in 大邱
대한민국연극제 in 대구

立命館大学
学長 吉田 美喜夫 氏
第2回大韓民国演劇祭in大邱が盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。
本学の学生団体である劇団西一風を演劇祭に招聘いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
劇団西一風は、1985年の旗揚げ以来、「内的爆発」、「身体的速度」、「独創性」をモットーに、独自の表現方法を模索してまいりました。今回上演いたします「PINTPHTM」は、脚本・演出ともに学生が手がけたオリジナル作品であり、第2回全国学生演劇祭にて審査員賞を受賞いたしました。独創的な舞台美術や演出も見所のひとつであり、趣向をこらした作品を存分にお楽しみいただければ幸いです。
立命館は1900年の創立以来、117年を超える歴史を刻んでまいりました。
建学の精神「自由と清新」にもとづき、常にイノベーティブな教育研究を展開することで、より高い水準の教育・研究を実現してまいりました。国際化を推進する大学として2014年に「スーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)」の採択を受け、2015年には「アジアのゲートウェイ」をコンセプトとした大阪いばらきキャンパスを開設いたしました。
現在、立命館大学では、韓国からの留学生約400名を含む、約33,000名の学生が京都・滋賀・大阪の3キャンパスで学生生活を送っています。韓国の約40の大学・機関と協力協定を締結し、教育・研究・学生活動など様々な分野での連携協力を行っています。なかでも、韓国・日本・中国の学生が、3カ国の大学を2年間移動しながら学ぶ「キャンパスアジアプログラム」は、国を越え、共に生きる精神を高め、今後の東アジアを牽引する人材育成を目指す取り組みとして、大変注目をいただいております。学生活動の分野におきましても、キョンヒ大学と写真研究会の相互訪問や、韓国体育大学とホッケー部の国際試合、明知大学と囲碁部の対戦など、活発な交流を重ねております。
大韓民国演劇祭は、韓国を代表する劇団の競演や海外トップクラスの劇団招待公演に加え、韓国・日本・中国の「東アジア文化都市交流事業」としても位置づけられています。
本学学生諸君および参加団体におかれましては、日頃の努力の成果を大いに発揮するとともに、演劇を通して国を越えた絆を深めていただくことを大いに期待しています。
最後になりましたが、第2回大韓民国演劇祭in大邱の開催にご尽力された全ての皆様に心より感謝申し上げます。演劇祭の成功、そして今後の両国のさらなる交流発展を祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。